後悔しない部屋探しのコツ

後悔しない部屋探しのコツ

これから新生活を始める方や、引っ越しを考えている方の中には、どのような物件に住めば良いのかがわからない方もいると思います。
入居前には気にならなかった点も、入居後「○○がないから不便だ」「○○がある物件が良かった」といった後悔をしてしまうこともあることでしょう。
賃貸契約は1~2年に設定している物件が多いため、契約期間の途中で引っ越しを行うとなると違約金を支払わなければなりません。
違約金は決して安くはありませんので、部屋探し時には後悔しないように注意したいものです。
本記事では、後悔しない部屋探しのコツをご紹介します。

物件選びで失敗しがちなポイント

失敗しがちなポイント
こちらでは、物件選びの際に失敗しがちなポイントについてご説明します。

建物の構造

築年数が古くても気にしないといった方でも、物件の前にある道路から聞こえる音や地震などによる振動が大きいと、後悔することがあります。
特に木造建築の物件は音が通りやすく、防音性が低い傾向にあります。
築年数が古い物件は、自分が感じてしまうだけではなく、通話の声が近隣住民に聞こえることもあります。
そのため、防音性や耐震性に優れた鉄筋コンクリートの物件を選ぶことも選択肢のひとつとして挙げることができます。

間取り・収納

間取りや収納は、住み始めてから後悔することが多い要素のひとつです。
「もっと広い収納がある物件のほうが良かった」「思ったよりも使いにくい」といった後悔をしないためにも、収納スペースの広さや大きさ、間口の大きさなどを調べておきましょう。
入居中は引っ越し当初よりも物が増えることが考えられるため、少し余裕を持ったサイズの収納が設置されている物件をおすすめします。

設備

キッチンやお風呂、トイレなど、部屋の設備についても入居後に後悔する方が多い傾向にあります。
たとえばキッチンが思ったよりも狭かったり、お風呂とトイレが1部屋に収まっているユニットバス形式だったりすると、不便に感じてしまうポイントとなります。
現在の生活とのギャップを埋めることで失敗のリスクを抑えられるため、まずは現在の住宅設備を再度確認してみましょう。

立地

立地についても入居後に公開する方が多い問題のひとつです。
たとえば入居後、物件の近くにスーパーやコンビニがない場合、食材や日用品を購入する際に不便に感じてしまいます。
そのため、内覧時やインターネットで入居を希望する物件の近くを調べておきましょう。
また、「駅から○○分」と書かれている物件でも、自分の歩くスピードだと違う場合があるため、実際に最寄り駅までの時間を計測しておくことをおすすめします。

住人の質

間取り・収納や設備、立地に問題がなくても、同じマンションに住んでいる住人の質が悪いと、騒音や異臭などのトラブルに発展することがあります。
また、マンションや戸建て住宅が立ち並ぶような住宅街でも、空き巣や窃盗被害が多い地域の場合、防犯設備が整っていない自分の部屋が狙われる危険性もあります。
住民の質や近隣の状況を確認するために、内覧時に部屋と併せて様子を見ておきましょう。

賃貸選びに後悔しない探し方のコツ

賃貸物件のことは聞くだけではなく、実際に見ることが重要です。
今回は、インターネット検索から実際にお部屋を内見する際までのお部屋探しのコツをご紹介します。
今ではインターネットでたくさんの情報を得られ調べることができますが、部屋探しのサイトもたくさんあり、たくさんありすぎて逆に困るぐらいです。物件によって何が違うのか、たくさんの情報で何が良いのかわからなくなって途方にくれてしまうなんてことになりかねません。

後悔しない部屋探しのコツ

後悔しない部屋探し

条件を整理する

まずは、部屋探しに求める条件を整理してみましょう。自分の考えや何を重要にしているか希望を書き出してみてください。希望通りのお部屋が見つかるとその後のお部屋探しはスムーズですが、そう簡単にはいかないのが現実です。賃貸物件サイトで多くの希望を入れて検索すれば、家賃帯はどんどん上がってしまうでしょう。
そういったときには、部屋探しに求める条件を提示して不動産屋さんに相談してみるのもよい方法のひとつです。曖昧だったことやまとまっていない考えをくみ取って、プロとしての目線や経験によるアドバイスで、さまざまな方面からの提案をもらうことができます。
希望条件によっては、お家賃を上げたり、駅からすこし離れたりなど譲れないものがあれば、妥協点が出てくるかも知れません。

賃貸物件の契約条件はさまざまな内容が含まれています。
一定期間、敷金・礼金を割り引いてくれるキャンペーン物件、家賃支払いを1~2か月間免除してくれるフリーレント物件、同じ物件でも複数パターンの契約条件の提示があります。そのため、好きな方の条件で借りられる物件などもあります。まだインターネット等に掲載出来ていない最新情報、家主さんと直接交渉出来る物件などもあります。
また、図面や数字だけの情報よりも実際に物件に詳しいスタッフに聞いた方が周辺情報やメリットは勿論デメリットまで説明してくれます。
こういった契約内容は、インターネットの情報では手に入りにくく、必然的に物件の選択肢を縮めてしまうことになります。

現地で物件を見学する

次に物件を実際に見に行くことです。インターネットからの情報収集だけでは詳しいことがわからないのが部屋の中です。事細かく質問をして答えが見つかったとしても、写真をたくさん見ても、実際に見ないとわからないことがたくさんあります。ここで忘れがちになるのが部屋の中だけに注目してしまうことです。

ゴミ置き場や駐輪場、駐車場を借りたいなと思っているなら駐車場のチェックも忘れずに。
高さ制限がある立体駐車場や屋根付きの駐車場ももちろんあります。
バイクを所有している方の注意点は、駐輪場では自転車のみ、もしくは原付まで置けるところがほとんどです。ただし、中型バイク以上が置けるかどうかは物件によりますので必ず確認してください。
車に乗って案内へ行く時も、窓から周辺環境や駅からの距離や道のりもしっかり見ておきましょう。駅への距離も重要なポイントになるときは、実際に物件から駅まで歩いて確認してみましょう。

晴れ・雨などの天候による影響を考える

そして、部屋探しをするとき、多くの方の意見で、晴れた日の日当たりを見たい、というので晴れた昼間を希望されると思います。洗濯物が良く乾くためには、明るい部屋が良いから、それ以外にもいろいろと思いつくことも多いはず。
では逆に雨の日の内覧はどうでしょうか。雨の日の内覧だからこそ気づくチェックポイントもありますので参考にしてください。
駐輪場の屋根が付いている、共用廊下や階段も雨の日でも安心、エントランスが滑りやすくなっているなど、雨の日だからこそ気づく確認箇所も押さえておくと良いでしょう。

[夕方から夜間の内覧] 部屋探しのコツ

夜の内覧はどうでしょうか。普段、多くの方が昼間は仕事をしていて、帰宅は夜になるということで家にいるのが多い時間帯は夜だったりしますよね。
単身者の方であれば、昼間は他の入居者の方もお仕事や学校で家にいないことも。夜は周りも静かになるので、昼間の内覧のときより気づくことがあるかもしれません。
道路に面している建物や部屋だと、大通りでなく一本中に入っていても、静かな夜だともしかすると昼間以上に周りの音が気になるかもしれません。
昼間は明るいので気にならなかったけど、街灯が少なくてすごく暗かったなど、マンションの周りの夜の雰囲気も大切です。
注意しなければいけないのが、夜の内覧は部屋の電気が付かないこともあります。
そのときは、部屋の中をちゃんとチェックすることができません。もう一度昼間に内覧をおすすめします。

思い切って割り切ることも選択肢のひとつ

割り切る選択肢
先述のような、後悔しがちなポイントや後悔しないための物件選びのポイントに気をつけても、あとから不満が出ることもあります。
たとえば自分が入居した後に引っ越してきた人が大きな音を出したり、最寄りのスーパーが閉店したりするといった、内覧時にはわからないようなことも起きる可能性もあります。
そのような場合は思い切って引っ越すか、現在の物件に住み続けるかを検討しましょう。
引っ越しとなるとまた敷金・礼金など高額な費用が発生するため、慎重に検討する必要があります。

おわりに

本記事では後悔しない部屋探しのコツについてご説明しました。
部屋探しで失敗しがちなポイントには建物の構造や間取り・収納、設備などを挙げることができます。
自分の理想と実際の物件とのギャップをなくすようにして、「あの時あの物件を選んでいれば」といった後悔をしないようにしましょう。

著者情報

賃貸住宅サービス

賃貸住宅サービス住まいのお役立ち情報編集部 株式会社グラート

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