失敗しない部屋探しにはここが大切「内覧時のチェックポイント」

お部屋探しに失敗しない内覧時のチェックポイント

賃貸物件の内覧時にチェックすべきことや見落としがちなポイント、持って行くと便利な持ち物などを解説。

失敗しない部屋探しにはここが大切“内覧時のチェック方法”

内覧時のチェックポイント

不動産会社で良さそうな物件をいくつか見繕ってもらい、いよいよ実際の部屋に案内してもらう時が来ました。この段階で多くの方が部屋探しをしているんだなと実感されることでしょう。
せっかく見に行ったのに、ただ何となくいい部屋だ、いまいちだった、広かった、狭かった、キレイだった・・・・・とならないようにここではチェックすべきポイントをご紹介します。もちろん直感をだけを頼りにして成功する方もいますが賃貸の部屋を借りるということは高い買い物をするのと変わりありません。少しでも失敗せずに理想の賃貸に住めるようにいくつかポイントを挙げます。

内覧時の物件(建物と部屋)チェックポイント

1.建物や部屋の周辺環境をチェック

部屋に入る前にまずは建物を観察しましょう。
マンションの管理状態を確認するためにも大切なポイントです。エントランス周辺にひどい汚れや
ゴミが散乱していたりしていないか、廊下が散らかっていないかどうかなど見ておきましょう。ただしあくまで建物の外なので築年数相応のキズや汚れは目をつぶりましょう。集合ポストのある物件ではチラシなど郵便物が散乱していないかも確認します。ゴミ箱が設置されていればひとまず合格といったところでしょう。確認出来れば共用部や階段の電気が切れていて放置されていないかなどを見ればしっかり管理されているのかそうでないのか判断する目安ともなります。

2.玄関周りをチェック

広さや下駄箱の大きさ、別で収納が置けそうかなどを見ておきましょう。一般的に賃貸物件に備え付けられているシューズボックスはそれほど大きく最低限の収納力しかないものが多いです。女性のブーツなどはまず入りきらないと考えておいた方がよいでしょう。その為、玄関の空きスペースや廊下部分に棚などを置く必要が出てきます。

3.洗面所やお風呂などの水回り

洗面台下の収納やタオルかけ、毎日使う場所だけに破損などがないか確認しておきます。気になる方は浴槽の大きさも見ておきましょう。可能であればシャワーの水圧も確認出来れば万全です。ただしリフォーム後は基本的に水は出せないのでその場合は諦めましょう。

4.各部屋や台所の設備を確認

お店で見た写真や間取り図からのイメージの広さと実際の部屋とのズレを確認しましょう。
間取り図では分かりにくい柱の出っ張り具合や窓の位置、大きさはしっかり見ておきましょう。特に角の柱部分は間取り図では省略されている場合が多いので注意しましょう。鉄筋コンクリートの物件は柱が大きく張り出していることが多いです。(特に角部屋)
続いて、見落としがちなコンセントや電話線、テレビアンテナの位置の確認。住んでからテレビを置きたいのに部屋にアンテナ線がない、パソコン部屋にしようと思っているのに電話線がないことがわかると色々面倒なので忘れずに見ておきます。冷蔵庫を置こうと考えている場所にコンセントがないと不便なのでキッチン回りもしっかり見ておきましょう。重要ポイントですが初めての部屋探しの人は結構ノーマークです。
しかし部屋自体を非常に気に入ってる場合は無線化(無線LAN、無線チューナー)して対応するというのも一つの方法です。

5.その他の要チェックポイント

一通り室内を確認したらベランダにも出てみましょう。
極端に高い位置に物干し竿掛けがないか、そもそも掛けるところがあるのかを見ます。ベランダの使い勝手が悪いと洗濯のたびに不便な思いをすることになってしまいます。

※部屋の内覧は間取り図と実際の部屋のズレを修正する為、また図面上では分からない部分の確認をする部屋探しをする際に大切な作業です。きっちり見るべきポイントを抑えてせっかく見に行ったけどよく分からなかったとならないようにしましょう。
担当スタッフにも感想や要望を伝えてイメージを共有出来るようにしておくと気に入る物件がなかった時の探し直しの際に新たな提案をもらいやすくなります。

失敗しない部屋探しにはここが大切“内覧時の七つ道具”

きっちりポイントを抑えて内覧をしても何部屋も見ているうちに記憶があやふやになってしまうことがあります。そうなってしまうとせっかく見に行ったのが無駄になってしまいます。
また手持ちの家具や家電を置くスペースを確認するのに感覚だけで判断すると失敗する可能性が高いです。
そこでそのような失敗のないように内覧の七つ道具をご紹介します。(7種類はありませんが)

1.筆記具

物件名や何番目に見た部屋なのかをあとで混乱しないようにするために必要です。物件ごとの特徴や印象などをメモしておくと悩まなくて済みます。

2.スケール(メジャーなど)

持っている家具を新居に入れる予定の方は持って行きましょう。
布やビニールで出来ている柔らかい物ではなく金属製の物が使いやすくて良いです。
それほど精度は気にしなくてもいいので100均の商品で十分でしょう。

3.カメラ

デジカメでもスマートフォンでも撮影できる物であればOKです。一眼レフなど本格的な物までは不要です。恐らく大きすぎて邪魔になります。

4.間取り図

不動産屋さんのスタッフにお願いしてコピーをもらっておきましょう。コンセントの位置や気になる個所などをメモに取っておけば時間が経っても混乱しません。

5.その他

コンパス(方位磁石)を持って行きましょうというような記事を見かけますが室内だときっちり方位が出ない場合が多いので過信は禁物です。地図で確認する方が確実ですね。
また手抜き工事のニュースでビー玉で建物の傾きを確認する方法がテレビなどで流行ったこともありますが、建物の水平と床が水平かどうかは一致しない場合があります。クッションフロアを張り替えていたりしてズレてしまったり、冷蔵庫などの重さでへこみが出来たりなどがありますので神経質になりすぎるとどこにも住めなくなってしまいます。

何を持って行くかの基準は後から振り返る時に困らないかどうかで判断しましょう。初めて見る部屋を複数案内されると、どれがどんな感じだったのかあやふやになるものです。内覧が終わってそうならないように準備して理想の賃貸を見つけてください。

著者情報

賃貸住宅サービス

賃貸住宅サービス住まいのお役立ち情報編集部 株式会社グラート

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