一人暮らしの部屋にラグやカーペットは必要?

一人暮らしにラグやカーペットは必要?

一人暮らしのラグやカーペット

一人暮らしの際には、自分の好みに合った家具や家電をそろえたいものです。
さまざまな家具・家電を用意するにあたり、「ラグやカーペットは本当に必要なのか?」といった疑問を持たれる方もいるのではないでしょうか。
本記事では、一人暮らしの部屋にラグやカーペットが必要な理由や使用するメリット、選び方などをご紹介します。

一人暮らしの部屋にラグやカーペットは必要?

結論、一人暮らしにおいてラグやカーペットは必須のものではありません。
必須の家具・家電には冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機、テーブルなど、日常生活に直結するものが含まれます。
それらの家具・家電に比べてラグやカーペットは購入する優先度は高くはないものの、あると床の傷を防いだり、冬の場合寒さから防いでくれたりします。
そのため一人暮らしを始めたての頃は必要ないと感じる場合でも、あとから購入することをおすすめします。
床に敷くもののなかにはラグやカーペット、絨毯(じゅうたん)などが含まれますが、これらはサイズによって区分されます。
1畳未満のものはラグマット、1畳以上3畳未満のものはラグ、3畳以上のものはカーペットと呼ばれます。

一人暮らしでラグやカーペットを使うメリット

ラグやカーペットを使うメリット
こちらでは、一人暮らしでラグやカーペットを使うメリットをご説明します。

足元の冷えを防ぐ

ラグやカーペットを使用しないフローリングの床は、ひんやりとしています。
夏はそれが気持ち良いと感じる方もいると思いますが、冬になると足元が冷えてしまうほど冷たく感じることもあります。
繊維でできているラグやカーペットは、繊維の間に空気を含むため断熱性能が高く、防寒性を発揮する点はメリットであるといえます。

傷や汚れから床を守る

日常生活においては、テレビのリモコンやコーヒーカップなどの日用品を落としてしまい、床に傷がついてしまうこともあります。
液体をこぼしてしまった場合は汚れがしみついたり、フローリングの隙間に液体がしみ込んで劣化してしまったりします。
フローリングはインテリアとして楽しめるだけではなく、傷や汚れから床を守ったり軽減したりする効果もあるため、ものを落としてしまいがちな方は優先して用意しておくと良いでしょう。

防音性を高める

マンションやアパートで生活する場合、床にものを落としたり室内を歩いたりすることで下層階の住人に音が伝わり、騒音トラブルに発展することもあります。
固体を伝わって発せられる音は固体音と呼ばれるもので、意外と下層階には音が伝わっているものです。
わざとではないにしても、下層階の住人との騒音トラブルを防ぎたい場合は、ラグやカーペットを用意しておきましょう。

インテリアを楽しめる

ラグやカーペットにはさまざまな素材や柄があります。
自分の好みに合ったラグやカーペットを用意することで、室内のインテリアを楽しむことができたり、雰囲気を変えたりすることができます。

空気中に含まれるホコリを絡め取る

繊維素材のラグやカーペットは、空気中に舞うホコリをからめとることができます。
おすすめの掃除方法としては、まずは就寝時など動き回らない間に空気中のホコリをラグやカーペットに落とします。
翌日掃除機などでラグやカーペットの表面を掃除することにより、ホコリを除去することができるため、衛生面でも活躍します。

転倒時の衝撃を軽減する

フローリングなど、硬い床材の上で転倒すると、痛みだけではなくケガにつながることもあります。
ラグやカーペットはクッションの役割を果たすため、転倒時の痛みやケガを軽減する効果を持ちます。

一人暮らしでラグやカーペットを使うデメリット

ラグやカーペットを使うデメリット
一人暮らしでもラグやカーペットを使うことによりさまざまなメリットがある一方、デメリットもあります。
こちらでは、一人暮らしラグやカーペットを使うデメリットをご紹介します。

お金がかかる

ラグやカーペットを購入するためには費用がかかります。
一人暮らしを始める際にかかる初期費用は敷金・礼金だけではなく、さまざまな家具や家電をそろえるためにも必要です。
入居初期にラグやカーペットも合わせて購入するとさらに費用がかかるため、初期費用が高いと感じたら入居後しばらくしてから購入しましょう。

シミや汚れが取れない場合がある

ラグやマットは毎日敷き続けていると、こぼした飲み物のシミや足の裏の汚れなどが付着します。
定期的に洗濯をしていても、シミや汚れは完全に取れないこともあります。
そのような場合は買い替えを検討しなければなりませんが、費用面については注意が必要です。

部屋に圧迫感が生まれることがある

ラグやカーペットの大きさ、柄によっては部屋が狭く見え、圧迫感が生まれることもあります。
少しでも圧迫感を減らすためには、部屋のサイズに合ったものや明るい色味のものを選びましょう。

一人暮らしで使うラグやカーペットの選び方

ラグやカーペットの選び方
こちらでは、一人暮らしで使うラグやカーペットの選び方をご説明します。

洗えるもの

ラグやカーペットも使うたびにシミや汚れが付着するため、洗えるものを購入しましょう。
洗えるものを選ぶ際には、手洗いのみなのか、洗濯機OKなのかといった洗濯表示も確認しておく必要があります。

サイズ

ラグやカーペットは入居する部屋のサイズに合ったものを選びましょう。
部屋に対してラグやカーペットが大きすぎると部屋に圧迫感が生まれたり、小さすぎると防音やシミ・汚れ対策の効果が下がってしまったりするため、最適なサイズのものを選ぶ必要があります。

色・柄

やはり自分の好みに合った色・柄のラグやカーペットを選びたい方も多いと思います。
落ち着いた雰囲気が欲しい場合はシックな色のものを、明るい気分になりたい場合は明るい色を選ぶなど、自室に求めるものに合わせて選ぶと良いでしょう。

機能

ラグやカーペットのなかには、シーズン対策に特化したものもあります。
夏場に使用するものでは接触冷感素材でできているもの、冬場の場合は毛が長いものを使用するなど、シーズンごとに用意をすることもおすすめです。
ただしその場合、出費がかさんでしまうことには注意が必要です。

ラグやカーペットのお手入れ方法

ラグやカーペットのお手入れ方法
ラグやカーペットはさまざまな素材でできているため、手入れ方法もそれぞれ異なります。
たとえばウールやコットンなどといった天然素材のものは、水洗いができない場合もあるため、ドライクリーニングや天日干しなど、水を使わない方法でお手入れを行いましょう。
ポリエステルやナイロンといった化学繊維を使用しているものは熱に弱いことが多いため、高温になりがちな乾燥機などの使用は避けておくことをおすすめします。
各素材において、洗濯時以外は掃除機や粘着剤付きのローラーなどで表面のゴミを処理しましょう。

おわりに

本記事では、一人暮らしの部屋にラグやカーペットが必要な理由などについてご説明しました。
一人暮らしにおいてラグやカーペットは必須ではありませんが、シミや汚れ、床の傷を防いでくれるため、あるとうれしいもののひとつです。
一人暮らしで使うラグやカーペットの選び方には、洗えるものやサイズ、色・柄、機能面などの選択肢が含まれます。
ラグやカーペットはシミや汚れがつきやすいため、衛生上洗えるものを購入することをおすすめします。
使用面積が大きく、部屋のイメージを大きく変えることができるラグやマット、入居直後は購入が難しくても一人暮らしを始めてしばらく経ってから購入することもおすすめです。

著者情報

賃貸住宅サービス

賃貸住宅サービス住まいのお役立ち情報編集部 株式会社グラート

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