だから人気! 1LDK間取りは一人暮らし・二人暮らしに◎

賃貸マンションの1LDKが人気な理由とは

1LDK間取りが人気な理由 “供給増で賃料がリーズナブルに”

1LDKが人気な理由

最近では1LDK間取りの人気が高まってきています。言い換えると1LDKの需要はもともと少なからずあったのですが、築10年を超える物件についてはファミリー向けの2K・2DK間取りの供給が多く、1LDK間取り自体を目にする機会が少なかったのです。

人口が停滞から減少に転じ、核家族化が進み1世帯あたりの人数が1~2人といった世帯が増えたこと。都市部に建設される投資用マンションが増えたこと。などの理由によって賃貸市場が需要増に対して供給量を増やし始めました。 

1LDK間取りに合うライフスタイルをもつ世帯数が増えたことから、都市部の新築マンションの間取りを全て1LDKで建築するなど築も新しく、分譲マンション並みの住宅設備を持つ物件も登場しています。

価格も供給量が増えたことで、4・5年前の賃料相場よりもリーズナブルな金額設定で入居できるようになっています。

1LDKの間取りを持つマンションが増えた理由として既存のファミリー向け間取りの2DKや2LDKの物件を大規模な改装をして、いわゆるリノベーションを行って間取りを変更したこともあげられます。

人気の間取りにも流行廃りがあり一昔前までは世帯人数が多く家族全員分の専用の部屋が必要なことから同じ専有面積であれば部屋数の多い物件が好まれる傾向が強かったのです。

具体的には広いリビングや一部屋が広い2DKや3DKタイプよりも4.5帖程度の狭い部屋を多く持つ3DKや4DKなどが好まれていた時代もありました。

そういった物件は築年数の古い物件が大部分を占めていて近年の広いリビングを持つ1LDK志向に合わせるのと同時に時代遅れになった室内設備や老朽化した内装をリフォームする際に間取りを変更する場合が多いのです。

この方法ですとマンション自体を建て直すよりもコストは圧倒的に安く済み、現入居者を退去させる手間もかかりません。
また一室づつ1LDK化の工事が進められるため物件オーナーにとって資金の負担が少なくなるメリットもあります。

入居者にとっても設備が新しい新築や築浅の1LDK物件は家賃が高額になり借りにくいのですが、古い物件をリノベーションした1LDKタイプは建物や共用部こそ古いですが室内は新築同様で家賃は安く収まります。

入居者の新しい部屋に住みたいがあまり高い家賃は払えないというニーズを取り込めるため近年増加傾向にあります。今後もマンションに限らずアパートなどでも2DKを改造した1LDK間取りの物件は増えてくるものと思われます。

1LDK間取りが人気な理由 “ライフスタイルに柔軟に対応できる間取り”

1LDKはワンルーム・1K間取りと違って1人・2人入居どちらも対応可能なため、一人暮らしから二人暮らしへといった急なライフスタイルの変化にも柔軟に対応できる理由から結婚や同棲を考えるカップルに人気を集めています。寝室とリビングが分かれているので空間にメリハリを付けやすく、ちょっと贅沢な一人暮らしをしたい方にも人気です。
※入居人数の変更があった際は物件の管理会社に入居人数の変更届が必要となります

ワンルーム・1Kといった間取りは一人暮らし向け専用のため一般的には入居人数をそれ以上増やすことはできません。同棲や結婚の際には引っ越しをしなければならず、将来的にライフスタイルに変化がある可能性がある場合は引っ越し費用などでそれなりの出費がかかることを頭の隅に入れてお部屋探しをするべきでしょう。

逆に、現状のライフスタイルに不必要なほど広めの2DKや2LDKのような二人暮らし向けの間取りを選ぶと転居の費用はいりませんが月々の家賃負担が大きくなり毎月不必要な出費がかかってしまいます。

1LDK間取りが人気な理由 “空間を自由自在に、自分らしさをだす”

1LDK間取りは30m2~45m2ほどの専有面積があります。家具やベッドの配置、インテリアを駆使した空間演出を色々考えることができ、季節によって模様替えを楽しむこともできます。

対して一人暮らし専用のワンルーム・1Kは専有面積が18m2~27m2くらいでしょう。家具やベッドの配置は空間的に大きな制限を受け、ある程度固定された配置となってしまうでしょう。一般的なワンルームの間取りでベランダへの動線を考えて配置すると左右どちらかの壁にベッドを置きその反対側にテレビなどの家具、残った空間に小さなテーブルを置くような状態となるでしょう。

一人暮らしをするには十分な空間と言えますが、ゆとりの空間にこだわりの家具を置いて、というイメージからは程遠い状態になります。
しかし1LDK間取りであればベッドやクローゼットは寝室に配置しリビングにテーブルやソファー、テレビを置くことが可能で生活空間を分けることもできます。

著者情報

賃貸住宅サービス

賃貸住宅サービス住まいのお役立ち情報編集部 株式会社グラート

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