所有するハイツは築後40年以上が経ち、内装が今どきではなくなってきていました。数年前、空いていた３部屋をB号室の様に和風から洋風に、約90万円かけてプチリフォームしたんです。フローリングの床は傷がついてもなかなか入れ替えられないし、畳の方がメンテナンス費用は安くつくのですが、やはり和室よりも洋室の方が人気ですしね。
　綺麗にして新たな入居者募集をかけたのですが、長年入居されている方が、「綺麗になった部屋に移りたい」とおっしゃって。結局、リフォームをしていないお部屋がまた空いてしまうことになりました。その後も入居者がつかず空室のままだったのですが、駅近くで新築物件が次々と建ち始めたこともあり、なんとか空室をなくす案を考えないと…、と今回のリノベーションに踏み切りました。前回は予算の関係もあり、必要最小限のプチリフォームでしたが、今どきは１ＬＤＫの広い空間が人気と聞き、間取りから見直すことにしました。ステンレスのお風呂は不評だったため、水まわりも一新。住み心地が良くなるような工夫を随所に取り入れることにしました。
　前回のリフォーム会社と、賃貸住宅サービスさんからご紹介いただいた会社に同じ内容で見積もりを取ったところ、ご紹介いただいた会社の方が少しお安かったので、そちらに依頼。本当は３つの空室すべてをリノベーションしたかったのですが、１室だけで₂₆₀万円強のリノベーション費用がかかるため、１階より人気のある２階の１室だけ手を加えることに。
　周辺の家賃相場は６万円だとちょっと厳しいかな？という立地。築古で駅からも遠いため心配もありましたが、A号室の家賃は以前より１万５０００円値上げし、駐車場代と合わせて６万５０００円に設定。結果は心配に反して、募集後間もなく入居者がつきました。車で仕事に行かれるという働き盛りの男性で、想定していたターゲット層にぴったりの方でした。
　まだ２部屋の空室があります。そのまま置いておいてもしょうがないですし、いま流行りのＤＩＹ物件もいいかな？と考えていますが、手を加えるときはじっくりと検討してから実行するのが成功の秘訣だと思うので、もう少しじっくり考えてみるつもりでいます。