賃貸マンションでもおしゃれなインテリアを楽しむコツを解説

賃貸マンションでもおしゃれなインテリア

おしゃれなインテリア

賃貸マンションに入居している方でも、オシャレなインテリアで快適に過ごしたいのではないでしょうか。
しかし、壁に穴を開けたり、壁紙を貼り替えたりした場合、退去時の原状回復も気になる方もいらっしゃると思います。
本記事では、賃貸マンションでもおしゃれなインテリアを楽しむコツをご紹介します。

賃貸マンションでインテリアを楽しむコツ

賃貸マンションでインテリアを楽しむ

賃貸マンションでインテリアを楽しむ際には、下記のポイントをおさえましょう。

テイスト

テイストとは、北欧風やヴィンテージ風、西海岸風といった、部屋全体のテーマを指します。
家具やデザインなど、テイストが統一されていない部屋に入ったときに散らかったように見えてしまうため、テイストの統一はインテリアを楽しむうえでは重要な要素のひとつです。
そのため、部屋のインテリアを考える際、まず部屋のテイストを考えてから、そのテイストに合った家具やインテリアグッズをそろえていきましょう。
下記、テイストごとに合わせた家具やデザインの一例です。

北欧風

北欧風のテイストにするためには、布地が張られたソファや明るめの色味を持つ家具、丸みを帯びたデザインの家具を選びましょう。
ナチュラルで優しい印象を与える北欧風のインテリアは女性に人気のテイストですが、小物が多くなる傾向にあるため、できるだけ散らかっているように見えないよう、気を付ける必要があります。

ヴィンテージ風

ヴィンテージ風のテイストは男性に人気で、古い加工が施された金属や使い古されたような家具などが特徴的です。
使われることが多い小物には照明やポスター、アナログ式の掛け時計などが挙げられます。
また、明日の予定や備忘録などを記入することができる黒板も人気アイテムのひとつです。
しかし、一言でヴィンテージ風と言っても、「アメリカンヴィンテージ」や「ヨーロッパヴィンテージ」など、ヴィンテージにもさまざまな種類があるため、事前にどのような部屋にしたいかを調べておく必要があります。

西海岸風

西海岸風のテイストとは、アメリカのカリフォルニア州にあるサンフランシスコやロサンゼルス、サンディエゴといった海岸沿いの街をイメージしたインテリアです。
海や太陽といった自然を感じさせる西海岸風テイストは男女ともに人気で、ほかのインテリアとは異なり、さまざまな色が使われる傾向にありますが、まとまった印象を与える点が特徴です。
一般的にはホワイト、ブルー、ブラウンがよく取り入れられる色で、素材にはこれらの色を取り入れたタオル地のクッションカバーなどが使われる傾向にあります。

色や柄のバランス

部屋の中は片付いていても、なんとなくまとまりの無い見た目になってしまう場合は、色や柄のバランスが良くない可能性があります。
統一感がある見た目のインテリアにするためには、下記の構成比率をおさえておくことが大切です。
ベースカラー:アソートカラー:アクセントカラー=75%:25%:5%

ベースカラー

上記の比率が最も大きい色で、ホワイトやアイボリーなど、一般的には壁紙などに使われる色が挙げられます。
毎日見ても飽きがこず、好き嫌いが分かれにくい色がベースカラーに選ばれる傾向にあります。

アソートカラー

インテリアを際立たせるカラーで、ベースカラーと比べるとはっきりとした色が使われる傾向にあります。
家具や家電などはブラウンやブラックといった色が使われることが多く、それらがそのままアソートカラーとして取り入れられる傾向にあります。

アクセントカラー

ブルーやレッドなど、名前の通り部屋のアクセントとなる色を指します。
クッションカバーやカーペット、小物などで取り入れることができるアクセントカラーは、部屋全体の雰囲気を変えることができます。
また、アクセントカラーに使われるものには小物など替えやすいものが多いため、模様替えなども簡単に行うことができます。
しかし、アクセントカラーが多すぎると少しうるさく感じてしまうため、先述の比率通り全体の5%程度に収めておきましょう。

また、インテリアに使われる柄には下記のようなものが挙げられます。

ボーダー

横縞模様のボーダーはファッションだけではなく、インテリアにも取り入れられます。
ボーダーを選ぶ際は柄に使われている色だけではなく、ボーダーの広さも重要な要素であることを覚えておきましょう。
ボーダーの幅が広いと色のコントラストを楽しむことができ、幅が狭いと柔らかい印象になるため、さまざまな部屋に合わせることができます。

ボタニカル

葉っぱや花といった植物柄のボタニカルも人気の柄のひとつです。
緑や自然にはリラックス効果が期待できるため、ボタニカルを取り入れるだけで落ち着いた部屋にすることができるでしょう。
また、ボタニカルの柄には大小があるため、インパクトが欲しいものは大柄のものを、さりげなく見せたい場合は小柄のものを選びましょう。

北欧テイスト

北欧テイストの柄には伝統的なノルディック柄をはじめ、トナカイ柄や雪の結晶の柄などが含まれます。
色味も日本ではあまり見ないようなものが多く、明るい赤や独特な組み合わせのものがあります。

素材

素材

日常生活を送るうえで使用する家具は、デザインだけではなく素材にも注目しましょう。
素材は大きく分けて天然のものと人工のものがあるため、先述したテイストや色、柄も含めて選びましょう。
下記、インテリアに使われることが多い素材の一例です。

丈夫で加工がしやすく、温かみのある風合いを持つ素材である木は、インテリアに多く取り入れられています。
また、木造住宅やフローリングなど、建物の構造自体にも使われる傾向にあるため、なじみやすい素材であると言えます。

金属

窓の冊子やブラインドといったものに使われる金属は、シャープな印象を与えます。
また、ベッドのフレームや鉄筋構造など、耐久性が必要なものにも多く取り入れられている傾向にあります。

インテリアにおいて石は、床材やタイルなどに使われます。
石は火に強いため、使用箇所の耐火性能を向上させることができますが、強い衝撃によって割れてしまう可能性がある点には注意が必要です。

ガラス

窓やテーブルに使われるガラスは、インテリアに透明感を与えることができます。
特に、先述した金属と一緒に使われることが多く、共にシャープな印象を与えることができるため、相性が良い素材だと言えます。

カーテンやソファ、ラグマットなど、インテリアにおいて布はさまざまな箇所で使われる素材のひとつです。
布には洗えるものが多くあるため、清潔感を維持することができる点も特徴です。
また、カラーバリエーションが豊富なため、布製品を変えるだけで簡単に模様替えを行うことができる点も特徴と言えるでしょう。

皮革

皮革はソファやイスなど、日常生活で使用するものによく取り入れられています。
先述した布が使われることもありますが、皮革は布よりも耐久性に優れており、経年変化を楽しむことができる素材です。

間取りの広さ

一般的な一人暮らしで選ばれる間取りは1Kや1DK、1LDKといったものが挙げられます。
しかし、部屋の面積自体が狭いこともあるため、そのような部屋の場合は自由にインテリアを楽しむことができない可能性があります。
下記、間取りごとにインテリアを楽しむ方法の一例です。

1K

1Kはキッチンと部屋が分かれているため、キッチン用品を室内に置かずに済みますが、部屋自体は広くないことが多いため、できるだけ広く見せるように家具の配置に気を付けることがポイントです。
たとえば、部屋の奥に本棚や背が高い観葉植物を置かないといったことが挙げられます。
そのため、部屋の奥にはベッドや机といった、背が低い家具を置くことで部屋全体を広く見せるように意識しましょう。

1R

1Rは部屋の中にキッチンが設置されているため、1Kよりも狭く感じることがある間取りです。
快適に生活することができるように、1Rの物件は生活の場をシーンごとに分ける「ゾーニング」を意識しましょう。
たとえば、キッチンの近くにテーブルやイスを置く、寝る空間とくつろぐ空間を分けるといったことが挙げられます。
日常生活を送るうえで、どこで食事をするのか、どこで就寝するのかといったことを検討することによってインテリアだけではなく、快適な生活を送ることもできます。

1LDK

1LDKはリビングと寝室などの部屋を分けることができるため、部屋ごとにテイストを変えたり、全体を統一したりすることができ、自由度が高い間取りと言えます。
逆に言えば、自由すぎてまとまりがなくなる可能性があるため、部屋のテイストはあらかじめ決めておきましょう。
また、どの部屋で何をするのか、何を置くべきなのかといった導線設計も重要です。

インテリアを楽しむ場所

インテリアを楽しむ場所

こちらでは、インテリアを楽しむ場所をご紹介します。

リビング

リビングは部屋の中で長時間生活を送る場所であるため、強いこだわりが現れる場所でもあります。
一般的にリビングにはテレビやテーブル、ソファなどが置かれることが多く、生活の中心となります。
しかし、リビングはものが多くなる傾向にあるため、できるだけコンパクトに物を収められるように工夫が必要です。

トイレ

トイレも実はさまざまなインテリアを楽しむことができる場所でもあります。
たとえば、トイレットペーパーを収納するためのボックスを設置したり、洗浄用品を隠すための布を掛けたりといったことが挙げられます。
また、トイレの部屋は狭いため、幅に限界があるつっぱりポールを活用したインテリアを楽しむことができます。

キッチン

キッチンはほかの場所よりも丈夫に作られていることが多く、画びょうや釘を打ち付けることができません。
しかし、S字フックやマグネットを使用することで、オシャレなキッチンに作り替えることができます。
調味料のボトルや色味を統一することで、一味違ったキッチンになります。
しかし、食品を扱うことから害虫や悪臭が発生しやすい場所のため、インテリアにこだわるだけではなく、掃除も行いましょう。

原状回復について

 原状回復について

原状回復とは、物件から退去する際に必要な作業で、入居時と同じ状態に戻すことを指します。
対象となる箇所は部屋全体で、下記の場合は原状回復費用が必要です。
● カビ
● 水垢
● 油汚れ
● 引っ越し作業時に付いたキズ
● 釘で開けた壁の穴の修復

一方、日常生活を送るうえでついてしまった壁や床のキズなどは経年劣化となるため、賃貸物件の貸主が費用を負担します。
インテリアによっては壁に穴を開けたり、壁紙を貼り替えたりすることがありますが、これらは原状回復費用が必要なため注意が必要です。

おわりに

本記事では、賃貸マンションでインテリアを楽しむコツをご紹介しました。
賃貸マンションでインテリアを楽しむには、「テイスト」「色や柄のバランス」「素材」「間取りの広さ」などを考慮しましょう。
また、インテリアを楽しむことができる場所はリビングだけではなく、トイレやキッチンなども含まれています。
ただし、釘で壁に穴を開けたり、壁紙を貼り替えたりした場合は退去時に原状回復が求められる点には注意しましょう。
賃貸物件でも可能なインテリアはたくさんあるため、まずはどのような部屋にしたいかを決めるところから始めるのが大切です。

著者情報

賃貸住宅サービス

賃貸住宅サービス住まいのお役立ち情報編集部 株式会社グラート

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