賃貸でインターネットを使いたい!導入方法と注意点について

賃貸でインターネットを使いたい!導入方法

賃貸でのインターネット
転勤や一人暮らしなどにより、賃貸物件に引っ越される予定の方もいらっしゃるかと思います。
社会人や学生の方は、パソコンだけでなくスマートフォンを使用する機会が多いため、インターネットの使用が必要不可欠です。
これから引っ越しを考えられている物件では、問題なくインターネットを使用することができるのでしょうか?
本記事では、賃貸でインターネットを使いたい方に向けて、導入方法や注意点だけではなく、インターネットが導入できないケースなどについてご紹介します。

インターネットを使いたい

賃貸でインターネットを使うには?

賃貸物件でインターネットを使うには、何をすればいいのでしょうか?
すでにインターネットが導入されている物件では、室内のLANケーブルとルーター、もしくはパソコンに接続することでインターネットを利用することができます。
インターネットが導入されていない物件では、新規でインターネットや回線工事の契約をしなければなりません。
新規契約を行う際には、インターネットの導入で工事が必要になりますので、必ず管理会社や大家さんに確認しましょう。
管理会社や大家さんの許可がおりた後に、インターネット導入に関する契約を締結し、工事業者と打合せを行ってインターネット導入となります。

インターネットの速度

インターネットが導入されている物件のセキュリティ・速度

物件を探されている方のなかには、「インターネット無料」「インターネット導入済み」が記載された物件を目にされたこともあるかと思います。
備え付けられたインターネットのセキュリティや速度は、個別に契約したインターネットと何が違うのでしょうか?
こちらでは、インターネットが導入されている物件のセキュリティや速度についてご説明します。

セキュリティ

「インターネット無料」「インターネット導入済み」とうたわれている物件は、すべての部屋で同じ回線を使用している「共同利用式」であることが多いです。
そのため、第三者に使用されているパソコンやスマートフォンなどの情報が見られてしまう可能性があります。
パソコンやスマートフォンの情報には、ブラウザやSNS、動画サイトなどの閲覧情報だけでなく、クレジットカードの情報なども含まれています。

もしも情報が第三者に漏洩すると大きな被害を受ける可能性があります。
そのため、「インターネット無料」「インターネット導入済み」と記載された物件に入居される際は、パソコンやスマートフォンにセキュリティ対策ソフトを入れたり、第三者にわからないような複雑なパスワードに変更したりしましょう。
また端末によっては最新のセキュリティにアップグレードをしてくれるものもあるため、常に最新の状態にしておくことも有効な手段です。

速度

先述の通り、マンションによっては「共同利用式」であることがあります。
共同利用式の場合、ほかの部屋の住人も同じ回線を使うため、インターネットを使用する時間によっては速度が遅くなります。
遅くなる原因は回線の混雑によるもので、特にテレワークや夜中など、賃貸物件に人がいる可能性が高い時間帯が挙げられます。
混雑による通信速度の低下を回避するためには、できるだけ人がいない時間帯に利用しましょう。
また、物件数が多ければ多いほど速度が遅くなるので、できるだけ安定した通信速度が欲しい方は戸数が少ない物件を選びましょう。

個別でインターネットの導入

賃貸で個別のインターネットを導入する手順

マンションでインターネットが導入されていなかったり、導入されていても強固なセキュリティや速い通信速度を求められたりする場合は、個別にインターネットを契約する必要があります。
自分が住む部屋に個別のインターネット回線を導入するには、どのような手順で進めれば良いのでしょうか。
こちらでは、インターネットを導入する手順についてご説明します。

1.インターネット対応状況を確認

すでにインターネットを導入している物件であれば問題ないですが、新たにインターネットを導入する際は、その物件がインターネットを導入しても問題なく電波が拾えるのかを確認する必要があります。
電波状況の確認方法はインターネット販売業者や管理会社、大家さんに聞くほか、ウェブ上で調べることもできます。

2.大家さん・管理業者に許可を得る

インターネットの導入には、回線を開通するための工事が必要になります。
そのため、申し込みをする前に管理会社や大家さんにインターネットを導入する旨を伝えましょう。
管理会社や大家さんの許可なくインターネットの導入工事をすると、あとからトラブルに発展することもあります。

3.回線の申し込み

導入後のインターネット状況に問題なく、管理会社や大家さんに導入の許可を得ることができたら、家電量販店や携帯ショップ、インターネットの公式Webサイトなどで申し込みます。
未成年者の場合、申し込みの際に親権者の同意書が必要になります。
また、インターネットを導入するための工事は一般的に順番制となっているため、場合によっては1ヶ月程度かかってしまうこともあります。

4.インターネット工事・開通

回線申し込み時に決めた工事日程になりましたら、業者がインターネット導入工事のため訪問します。
工事は家主の立ち合いが必要で、作業時間はおよそ1~2時間程度の場合が多いです。
もしも前の入居者がインターネット回線に関する工事を完了していた場合、工事業者が訪問しない無派遣工事となることもあります。

最後に、インターネット接続テストをして工事完了となります。

インターネットに対応していない・導入できない物件について

対応していない物件

物件のなかには、インターネットに対応していないものがあります。
こちらでは、なぜインターネットに対応していないのか、導入ができないのかをご説明します。

大家さんの許可が下りなかった

先述の通り、インターネットの導入のためには管理会社や大家さんの許可が必要です。
そのため、管理会社や大家さんの許可が下りなかった場合はインターネットを導入することができません。
インターネット工事は壁に穴をあけるため、管理会社や大家さんが部屋に穴をあけてほしくないという理由から断わることがあります。

電波の受信状況が悪い

インターネット導入には、受信状況も関係します。
居住地の電波の受信状況が良くない場合、インターネット導入後に安定した通信ができないため、導入ができないことがあります。

建物が原因

住んでいる・入居予定の物件が古かったり、高層階だったりする場合は建物が原因でインターネット導入の工事ができないことがあります。
インターネット導入後に接続不良などのトラブルが起きないように、回線申し込み時には事前に建物の状況を細かく伝えましょう。

おわりに

本記事では、賃貸でインターネットを使いたい方に向けて、導入方法や注意点、インターネットが導入できないケースなどについてご紹介しました。
賃貸物件でインターネットを使うには、
1. すでにインターネットが導入されている物件に入居する
2. 入居した物件でインターネット工事を行う
の2通りがあります。
すでにインターネットが導入されている物件に入居する場合でも、セキュリティや通信速度が気になる方は別途インターネット契約を検討しましょう。
入居した物件でインターネット工事を行う場合は、物件のインターネット状況を確認し、大家さんに工事の旨を伝えたうえで回線を申し込み、工事を実施したのちに導入となります。
テレワークやウェブなどをよく利用する方にとってインターネットは必須であるといえるので、まだ導入されていない、通信速度が遅いと感じられた方は電波状況の確認から始めましょう。

著者情報

賃貸住宅サービス

賃貸住宅サービス住まいのお役立ち情報編集部 株式会社グラート

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