賃貸で畳の部屋に住むメリットや注意点について

賃貸で畳の部屋に住むメリットや注意点

賃貸マンションの畳
引っ越しで賃貸物件に入居予定の方にとって、畳の部屋が良いのか、フローリングの部屋が良いのかを悩まれている方も多いかと思います。
畳やフローリングにはどのような性質があり、どのようなメリットがあるのかがわからないので何を基準に選べばいいのかを悩まれていることでしょう。
本記事では、賃貸で畳の部屋に住むメリットや注意点についてご紹介します。

畳とフローリングの違い

畳とフローリングの違い
こちらでは、畳とフローリングの違いについてご説明します。

畳とは

畳は日本固有の文化で、日本の気候や風土に適したい草(いぐさ)を使用した床素材です。
部屋の広さを表す単位としても畳は使用され、1畳あたり91cm×182cm=約1.62㎡です。
畳は、い草で織られた畳表(たたみおもて)、芯となる畳床(たたみどこ)、畳のフチの畳縁(たたみべり)で構成されています。
最近ではおしゃれな柄の畳縁を使用した畳も販売されているため、以前よりも使われる畳の選択肢が多くなったといえます。
畳を使用した部屋はベビールームや読書スペースだけでなく、寝室、リビング、ワークスペースなどさまざまな用途で活用ができます。

フローリングとは

フローリングは天然木や合板製の板を使用した床材です。
天然木を板状に加工をしているので、1枚1枚がそれぞれ違った柄をもちます。
合板製のフローリングの表面には木材、芯などの内部には遮音材などが使用されています。
そのため、天然木よりも機能面に優れているものが多いです。

畳のメリット

畳のメリット
こちらでは、畳のメリットについてご説明します。

断熱性・保温性が高い

畳に使用されているい草は材料1本ずつに空気が含まれています。
空気は熱伝導率が低いため、暑くなりにくく、また冷たくなりにくい性質をもちます。
そのため、畳が使われている部屋では適温で快適に過ごすことができます。
空気が多く含まれる畳は断熱性や保温性が高い床材であるといえます。

吸湿能力・調質能力が高い

畳は水分を吸収・放出する能力が高い素材のい草を使用しています。
日本では梅雨の時期があるため、湿度が高くなりがちです。
そのような季節でも畳の部屋ではフローリングの部屋に比べ湿気がたまりにくく、快適に過ごすことができます。
また、い草は日常生活においても足の裏の汗を吸い取り、空気中に発散してくれます。
湿度を適度に保ってくれる点も畳のメリットであるといえます。

色やにおいでリラックスができる

畳の原料であるい草にはリラックス効果のある成分が含まれています。
そのため、畳が使われている和室は高いリラックス効果が期待できます。
リラックス効果は時間経過とともに失われていくという注意点がありますが、長期間使用した場合は畳を張り替えることで再度リラックス効果を得ることができます。

吸音・遮音効果がある

フローリングでは音が響きやすく、物を落とした際には大きな音を立ててしまいます。
畳は先述のとおり適度な弾力があるため、音を吸収してくれます。
音のなかには物を落とした際の音だけでなく、日常生活で発生する足音なども含まれます。
そのため、畳を使用した和室は下の部屋に対して防音対策もできるということになります。
下の階への騒音が気になる方にとって畳は、防音対策に有効な床素材であるといえます。

畳のデメリット

さまざまなメリットがある畳にも、デメリットといえる性質があります。
こちらでは、畳のデメリットと解決方法をご紹介します。

そうじや管理が難しい

畳は柔らかい素材であるため、重い家具を置くと接触部分がへこんで跡が残ります。
へこみは入居年数にもよりますが、退去時には経年劣化による貼り替え費用が発生することがあるため「仕方がない」と割り切りましょう。
どうしてもへこみや跡が気になる方は、家具の足に敷くシートを用意しましょう。

害虫が発生することがある

フローリングと比較した場合、畳には細かいすき間が多いです。
そのため、畳にはダニなどの害虫がたまりやすい傾向にあります。
ダニなどの害虫被害を防ぐためには、熱したスチームアイロンを当てたり適度な換気を行ったりすると自身でも駆除することができます。

フローリングのメリット

フローリングのメリット
こちらでは、床材としてフローリングを使用するメリットをご紹介します。

掃除が楽にできる

フローリングは畳に比べて平らな面を持つため、掃除が楽です。
また畳には使用できない、水分を含んだウェットシートを使用できることもメリットの一つであるといえます。
そのため、畳よりも清潔感を保ちやすいです。
掃除がしやすく水分を含んだ掃除道具を使用できる点はフローリングのメリットであるといえます。
フローリングを使用した部屋も畳の部屋同様、寝室やリビング、ワークスペースなどさまざまな用途で活用することができます。

害虫が発生しにくい

フローリングは溝や凹凸が畳よりも少ないため、害虫が入り込むすき間がありません。
害虫はすき間に入り込む傾向にありますが、フローリングにはすき間が少ないので害虫による被害を最小限に抑えることができます。
また先述の通り掃除がしやすいので、もしも害虫が発生してもすぐに駆除をすることができます。

メンテナンスがほとんど不要

摩耗に強いフローリングはメンテナンスの必要がほとんどありません。
天然木が持つ質感が味わえる単層(無垢)フローリングは使えば使うほど質感や美しさが引き立ちます。
薄くスライスした木を何層も貼り合わせた複層フローリングは機能面やデザインに優れており、耐水性を備えたものもあります。
いずれも耐久性に優れているため、定期的にワックスがけなどをする必要があるものの、ほとんどメンテナンスをせずに使用することができます。

フローリングのデメリット

フローリングのデメリット
畳と同様、フローリングにもさまざまなメリットがありますが、取り扱う際の注意点もあります。
こちらでは、フローリングのデメリットについてご紹介します。

反りや割れ、収縮がある

フローリングは木が持つ伸縮性により、反りや割れ、収縮を起こすことがあります。
特に単層フローリングでは起こりやすく、膨張が起きた際はフローリングがつきあがってしまいます。
そのため、工事の際には2~3mmほどすき間を空けて設置しますが、そのすき間にホコリや害虫が入り込んでしまいます。
そういったものがすき間に入り込まないように、すき間をコーキングやパテで処理することで解決することができます。

キズが付きやすい

フローリングの表面はツルツルしていることが多いため、もしも家具を引きずったり物を落としたりするとキズがつき、目立ってしまいます。
フローリングのすき間部分である処理剤が固まった塗膜表面にキズがついた場合は、コーティングすることで目立ちにくくできます。
ただ、木材についたキズは張り替えるしか解決方法はありません。
そのため、物を落とすことによる床のキズが心配な方はマットを敷いておくようにしましょう。

おわりに

本記事では、賃貸で畳の部屋に住むメリットや注意点についてご紹介しました。
畳はフローリングと違い、高い断熱性や吸湿能力などを持ちます。
そのため、季節を問わずさまざまな季節でも快適に過ごすことができます。
癒される部屋が欲しい、快適な部屋が欲しいと思われる方は畳の部屋がある物件も候補に入れてみてはいかがでしょうか?

著者情報

賃貸住宅サービス

賃貸住宅サービス住まいのお役立ち情報編集部 株式会社グラート

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