一人暮らしで失敗しないために内覧時のチェックポイントをご紹介

一人暮らし 失敗しない内覧のポイント

失敗しない内覧のポイント

一人暮らしの際には、どのような物件に住むのか、どのような家具を購入しようかと期待をする方も多いことでしょう。
しかし、内覧時に確認しておくべきポイントを理解していないと、退去時に原状回復費用を請求されたり、大家さんや管理会社といった貸主との間でトラブルになったりします。
本記事では、一人暮らしで失敗しないために、内覧時におけるチェックポイントをご紹介します。

一人暮らしで失敗しないために内覧時のチェックポイント

内覧時のチェックポイント

一人暮らしで失敗しないためには、下記のポイントをおさえておきましょう。

間取り

一般的な一人暮らしでは、1Kや1R、1DKといった、居住空間とキッチンなどで構成されたシンプルな間取りの人気が高い傾向にあります。
一人暮らしの物件では、生活動線が確保できるかを確認しておきましょう。
たとえば、洗濯物の運びやすさ、食器などの持ち運びやすさなどが動線として挙げられます。
入居後に「ここが不便だ」「ここを見ておけば良かった」といった後悔が無いように、内覧時に入居後の生活をイメージしておくことが重要です。

設備

賃貸物件の設備には、バスルームやキッチン、収納スペースなどが挙げられます。
内覧の際、下記のような箇所を確認しておきましょう。

● バスルーム …カビやゴムの腐食など
● キッチン …油汚れやスス、飛び火の跡など
● 収納スペース …荷物の収容量

収納スペースにおいては入居時だけではなく、夏用・冬用布団など、住んでいる間に増える可能性がある荷物を想定しておきましょう。

汚れやキズ

物件によっては十分な原状回復が行われておらず、汚れやキズが目立つ場合があります。
これらは管理会社によっては退去時に原状回復の費用を請求されることがあります。
家具や家電の設置によってできた床のキズや、日光による壁紙や床の変色などは原状回復費用として請求されず、大家さんや管理会社といった貸主の負担となります。
しかし、引っ越し時にできたキズや、カビなどのメンテナンス不足による物件の損傷は借主の負担となるため、事前に汚れやキズを確認することは退去時にも大きな影響を与える可能性があります。

建物の向き・日当たり

物件によっては直射日光がまぶしいものや、ほとんど日光が部屋に入り込まないものがあります。
時間帯にもよりますが、一般的に日当たりが良い物件は南向きや西向きの物件で、洗濯ものが乾きやすかったり冬でも暖かかったりといったメリットがあります。
しかし、日光が発する紫外線による日焼けや、夏場の高温などが苦手という方は注意が必要です。
内覧時には、コンパスなど方角が分かるものを持参して、どちら向きの物件なのかを確認しておきましょう。

家具、家電を設置したあとの居住空間

ベッドやテレビ、ソファといった家具、家電は大きいほど居住空間を圧迫する要素となります。
そのため、内覧時にはメジャーを持参し、おおよその家具、家電の大きさを確認しておき、それらを設置した後の居住空間を調べておきましょう。
広い居住空間が欲しい方はベッドのサイズを下げる、テレビやテレビ台を小さなものにする、壁掛け収納を利用するなどといった方法で対策することができます。
また、大きすぎる家具は搬入ができない、しにくいものもあります。
先述の通り、引っ越し時にできたキズは原状回復費用として請求されるため、物件にキズを付けてしまうと退去時に請求されることもあるため、家具や家電のサイズは内覧前後に確認しておきましょう。

防音性

自分が発する音は、近隣住民によっては騒音と思われることがあり、トラブルに発展することも少なくありません。
また、外から自室内に入り込んでくる音も少ないほうが、落ち着いた生活を送ることができます。
防音性が高い物件は、木造よりも鉄筋、鉄筋鉄骨コンクリート造です。
間取りや設備などに問題が無くても、隣人が発する声や音が良く聞こえる物件であれば、遮音カーテンや防音シートなどを設置することで軽減することができます。

防犯性能

防犯性能

オートロックや侵入防止フェンスの有無といった、防犯性能も内覧時に確認しておきましょう。
特に、針金などを使用してカギを開ける「ピッキング」の被害に遭いやすい形状のカギである、「ピンシリンダーキー」や「ディスクシリンダーキー」が使われている物件は注意しましょう。
ピッキングがされにくいカギには、下記のような種類があります。

ディンプルキー

カギに円形や楕円形のくぼみが並んでいるもので、数億通りのパターンがあります。
そのため、非常にピッキングがしにくいカギです。

ロータリーシリンダーキー

カギの形がぴったりと合わなければ開錠することができない、カギ穴が狭いものです。
カギ穴の内部は複雑な構造となっているため、高い防犯性を持つカギです。

マグネットタンブラー

金属のカギではなく、マグネットを利用して開錠するタイプのカギです。
取り付け費用は高額になる傾向にありますが、こちらも防犯性能が高いカギです。

カードキー

ホテルなどに使われるカードキーも防犯性能が高いカギです。
カードであるため財布の中に収納できるだけではなく、カギ穴が存在しないため、そもそもピッキングをされない点が特徴です。

電子ロック

暗証番号を入力することで開錠ができる、カギ穴がないタイプのカギです。
ただし、暗証番号をほかの人に覗かれないように注意が必要です。

住み始めてから気付く失敗

住み始めてから気付く失敗

こちらでは、一人暮らしを始めてから気付く失敗をご紹介します。

最寄り駅やスーパーまでが遠い

最寄り駅やスーパーが遠いと、生活しにくいことに気付いたパターンです。
「駅まで〇〇分」「〇〇m先にスーパーあり」といった情報が記載されていても、自分で歩くと思った以上に時間がかかる場合があります。
そのため、内覧時には実際に最寄り駅やスーパーに到着するまでにかかる時間を計測しておきましょう。

1Kと1R、1DKの違いを理解していなかった

1Kと1R、1DKには、下記のような違いがあります。

1R

1つの部屋に居住空間とキッチンが含まれており、仕切りなどで分けられてない物件です。
大学生や単身赴任の方など、日中ほとんど家にいない方におすすめです。

1K

1つの部屋に居住空間とキッチンが含まれているが、仕切りなどで分けられている物件で、こちらも大学生や単身赴任の方におすすめですが、仕切りによってニオイがおさえられるため、よく料理をする方におすすめです。

1DK

居住空間とキッチンが別になっている物件で、1Rや1Kよりも収納が広いことが多い物件です。

これらの違いを理解せずに入居してしまうと、さまざまな不便を感じてしまいます。
そのため、内覧時にはあらかじめ自分がどのような生活を送るのかといったことを想像しておくと良いでしょう。

設備に不満がある

設備に不満がある

賃貸物件をお探しの方の中には、家賃を抑えるために何かを我慢する、といった考えを持った方もいらっしゃると思います。
費用面ではお得かもしれませんが、実際に生活を送ってみると不便に感じてしまうことも多くなります。
たとえば、ユニットバスの物件の場合は友人が入浴中に自分がトイレに行けない、洗濯機を置くスペースが無い、といったことが挙げられます。
自分のライフスタイルに合わせて、必要な設備や不要な設備を決めていくようにしましょう。

おわりに

本記事では、一人暮らしで失敗しないために内覧時にチェックしておくべきポイントをご紹介しました。
内覧時には間取りだけではなく設備、汚れやキズ、建物の向きなどを確認しておきましょう。
どのような物件が向いているかが分からない場合は、入居後の生活を考えてから内覧へ出向くと良いでしょう。

著者情報

賃貸住宅サービス

賃貸住宅サービス住まいのお役立ち情報編集部 株式会社グラート

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