一人暮らしで和室に住むメリットと注意点について

一人暮らしで和室に住むメリットと注意点

和室
「一人暮らしを始めようと思うけれど、和室の物件はどうだろう…?」と気になっている方も少なくないと言います。
畳が特徴の和室物件はさまざまなメリットを得ることができる反面、注意しなければならない点も多いです。
今回は、一人暮らしで和室に住むメリットと注意点についてご紹介していきます。

一人暮らしで和室に住むメリット

和室に住むメリット
一人暮らしで和室に住むメリットをご紹介します。

家賃がリーズナブル

畳はフローリングと比較すると人気が低く、家賃がリーズナブルな物件が多いことが特徴です。
また築年数が古い物件なほど和室が採用されている傾向があるため、その分家賃も抑えられているという仕組みです。
探し方にもよりますが、他府県と比べると家賃が高めの東京でも家賃4万円代の物件が見つけられることがあります。
家賃が安いことが一番の条件である場合は、和室を選ぶのがおすすめだと言えます。

収納面積が広め

和室の部屋はクローゼットを採用していない代わりに押入れが設置されています。
押入れは上段・下段に分かれているものが多く、その面積も広めに作られています。
荷物が多い場合でも押入れであれば綺麗に収められる場合が多いため、その分部屋を広々と使うことができます。

畳が部屋の湿気を吸収する

畳は部屋の空気に含まれる水分の吸収・放出を行う働きがあります。
とくに梅雨から夏場にかけての時期は、部屋の空気の水分を吸収するため湿気を抑えることができます。
またシックハウスの原因とされる有害物質を吸収する働きもあるため、空気清浄の効果も同じく期待することができるでしょう。

クッション性や防音効果がある

畳は「イグサ」という草で作られているのですが、これを使用することでガラスコップを落とした場合でも割れにくいというメリットがあります。
このクッション性が防音効果にもつながるため、自分の部屋の音・振動をほかの部屋に響かせることなく上手く吸収することができるのです。

身体が冷えにくい

またこの「イグサ」は断熱性・保湿性が高く、直接畳に寝転んだ場合でも体を冷やす心配がありません。
冬場に裸足で歩く場合でも、つま先からの冷えを感じにくいと言われています。

一人暮らしで和室に住む際の注意点

和室に住む注意点
一人暮らしで和室に住む際の部屋探しに関する注意点についてご紹介します。

畳の張替え時期が8年以内の部屋を選ぶ

畳の寿命は10~20年ほどであると言われており、定期的に手入れを行っていても40年程度で張り替えを行わなければなりません。
そのため、部屋探しの際は8年以内に畳の張り替えが行われた部屋を選ぶのが良いでしょう。
賃貸契約は2年間で設定されていることが多いため、とりあえず2年ということであれば畳の寿命を保つことができます。

建物の外観をしっかりと確認しておく

外観に年季が入っている物件に関しては、建物に隙間が多く見受けられることがあります。
隙間風が部屋に入ってきやすかったり、虫が侵入しやすかったりするため、注意が必要なのです。

「告知事項あり」は避けること!

基本的に賃貸物件の「告知事項あり」とは、建物内・室内かで死者が出た場合に用いられる表現です。
しかし和室での「告知事項あり」に関しては、小さい虫が大量発生している可能性が大きいのです。
健康被害に遭うことが考えられるため、とくに和室の「告知事項あり」の部屋は避けるようにするのが無難です。

おわりに

今回は、一人暮らしで和室に住むメリットと注意点についてご紹介しました。
和室の物件は何より家賃相場が低めに設定されているため、「とにかく家賃を抑えたい」という方にはおすすめの部屋だと言えます。
しかし和室の物件は築年数が経っている物件が多いため、生活に支障をきたしやすいという注意点もあります。
メリットと注意点を相互に確認しながら、和室が自分に合っているかをじっくりと考えて決めるようにしましょう。

著者情報

賃貸住宅サービス

賃貸住宅サービス住まいのお役立ち情報編集部 株式会社グラート

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