賃貸マンションを雨の日に内覧するコツ

せっかくの物件内覧日なのにカーテンを開けると外はシトシト雨・・・
落胆されている方も多いのではないでしょうか？
ですが、そんなことはありません！　雨だからこそ内覧時に気づくこと、参考になることはたくさんあるんです。
賃貸仲介のプロは「雨の日だからこそ内覧するべき」と答えています。

雨の日だからこそ気づく水回りのチェックポイント

部屋のトラブルの大半は水に関するものです。特に雨漏りや、上階の排水パイプからの水漏れの痕跡がないかどうかのお部屋のチェックは大切です。さらに、お部屋の天井だけでなく押入れの天井部分のチェックも欠かせません。

■雨の日の洗濯はどうされますか？
浴室に洗濯物を吊るすための物干しがあれば安心です。部屋干しをするとどうしても部屋に湿気がこもることになります。梅雨時や冬などの対策を考えておく必要がありますね。
分譲仕様のマンションや築の新しいマンションは浴室乾燥機や24時間換気システムを導入している物件が増えています。入居者のニーズをくみ取った対策がなされている物件はやはり人気があるようです。

■屋外に洗濯物を干す場所はある？
バルコニーやベランダに物干しざおを設置するスペースが確保されていますか？　また、バルコニーの水はけの確認をしておくことも大事です。雨水が振り込んだときに排水溝までちゃんと傾斜がついていないといつまでも水が引かないため、湿気が取り除かれることはありません。

バルコニーの方角は雨の日でも確認が必要です。方位磁石などの準備があれば日中の日当たりなどはある程度予測が出来ますのでご準備頂ければ大変便利です。最近の携帯電話には方位磁石の機能が付いた物もありますのでご利用ください。

雨の日だからこそ気づく周辺環境・共用部分のチェックポイント

■雨の日ならではの音の問題
検討している物件が1階や2階といった下層階の場合、車が雨水を跳ねる音も気になります。目の前が幹線道路である場合は特に気を付けておきたい部分です。
また、目の前が田んぼの場合は蛙の大合唱で眠れない！といったこともあるようです。

■エントランス（共用部）からお部屋まで屋根はある？？
マンションであればエントランスからお部屋に向かうまでの共用部分に実は屋根が無いなんてことも意外にあります。エントランス部分の水はけもその時に確認出来たらいいですね。雨が降りこんで廊下が水浸しなんてこともありますので足元を重点的にチェックしておきましょう。

貸家であれば雨どいなどが割れて水が直接落ちてくることもあります。できれば排水溝の流れなども確認しておきたいですね。

■駐車場もセットでを契約する場合
お車をお持ちの方は駐車場からエントランスまでの距離も見ておいた方が良いでしょう。駐車場が遠くて傘が手放せなくなったりなど不便な面も出てきます。

雨の日の内覧で準備しておくこと

雨の日は現場が滑りやすくなっていたり、周辺がぬかるんでたりします。新築物件などは通路も出来ていなかったりなど予測も付かないことがありますのでヒールなど足元がふらつくような靴は避けた方がよいでしょう。足元が濡れて現場についたものの折角のお部屋に入れないことなども稀に見受けられます。靴底のしっかりした安定感のある靴を選んだ方が無難です。

賃貸仲介スタッフからアドバイス

お部屋の内覧は日中と夜の２回は見た方が良いという話をよく耳にしますが、雨の日に物件を見る機会はなかなか作れないので逆に雨の日に来店された方はラッキーです。晴れの日よりも案内に多少時間がかかりますので、担当者と共にじっくり物件について相談してください。いろいろなご要望などもじっくり話をされてはと思いますね。晴れた日の日中はどの物件も良く見えますのであえて条件の悪い日に物件を探される方も最近は増えてきてます。

駅から遠い方などは通勤などを自転車やバイクなどで選んでる方も多いと思いますが、雨の日にはバスやそのほかの交通機関をご利用される方も多いと思います。
バス停までの距離や時刻表など雨が降ってるときには気になる事が晴れているときには気づかない事もあります。バスでの所要時間もチェックできたらいいですね。
また、普段の買い物はどこでするのか？雨の日でも一人で買物に行ける距離にスーパーはあるのか？すぐによれるコンビニなどはどこなのか？日常はあまり考えることのない部分が雨の日にはより鮮明にチェックするべきポイントが見えてきます。そういったときは雨の日に物件探しを選んでよかったなと、きっと思えるでしょう。

晴れた日よりも濃密なお部屋探しが雨の日にはきっとできると思いますし、新たな発見も見つかるでしょう。雨だからといって足踏みをされてる方がいれば是非一度お越しいただければと思います。

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