一人暮らしを始める際に知っておきたい部屋探しのコツ!

一人暮らしを始める際の部屋探しのコツ!

一人暮らしの部屋探し

一人暮らしの際には、立地や間取りなどさまざまな要素について考えなければなりません。
自分の新生活に合った物件を探すには、どのようなポイントをおさえなければならないのでしょうか。
本記事では、一人暮らしを始める際に知っておきたい、部屋探しのコツをご紹介します。

費用から考える部屋探しのコツ

費用から考える部屋探しのコツ

「新生活にかかる費用をできるだけ抑えたい」「月々の出費を抑えたい」という方も多いことでしょう。
こちらでは、費用の観点から考える部屋探しのコツをご紹介します。

家賃が安い

一般的に、一人暮らしの家賃は「手取り収入の1/3程度」が目安と言われています。
しかし、新生活を始める方の中には「将来に向けて貯金に力を入れたい」「付き合いが多いため収入を交際費に充当したい」といったさまざまな理由により、家賃の出費を抑えたいと考える方もいることでしょう。
そのような方は、自分が支払うことができる家賃の上限を決めてから物件を探す方法がおすすめです。
上限額が低すぎると物件数も少なくなるため、希望する条件がそろった物件が見つからなかった場合、家賃の上限額を少しずつ上げて探してみましょう。

初期費用が安い

物件にかかる費用には、家賃だけではなく賃貸借契約の締結時に発生する敷金や礼金、仲介手数料なども含まれます。
物件の中には敷金・礼金が発生しないものもあるため、初期費用を抑えたい方はこちらの条件で探してみてはいかがでしょうか。
また、不動産業者が管理している物件や大家さんと直接賃貸借契約を締結することで、仲介手数料を抑えることができます。
仲介手数料は借主が不動産業者に支払う、いわゆる作業代の意味合いを持つ費用です。
これらの初期費用が発生しない・低い物件には下記のような特徴を持つものがあります。
・長期間入居者が入っていない
・大家さんや不動産業者が直接管理している物件
・建物や設備が充実していない
・周辺の治安が悪い

上記条件が気にならないような方には、初期費用が安い物件はおすすめであると言えます。

設備・建物から考える部屋探しのコツ

設備などから考える部屋探し

一人暮らしを始める方の中には、ある程度費用が高額になっても快適に過ごしたいと考える方もいることでしょう。
そのような場合、設備や建物から考えることをおすすめします。
こちらでは、設備・建物から考える部屋探しのコツをご紹介します。

立地・アパートやマンションの環境

立地

快適に過ごすためには、入居先となるアパートやマンションの立地は重要な要素です。
立地条件の良い物件は、スーパーやコンビニが近くにある物件、駅が徒歩圏内にある物件などが挙げられます。
良い立地の物件を探すコツは、平日と休日、昼と夜といった異なる条件で複数回内覧を行うことです。
たとえば繁華街に近い物件の場合、昼は静かだが夜は賑やかになるため、就寝や静かに過ごしたいときの障害となります。
また、「駅から〇分」と記載された物件にも注意が必要です。
計測した人と自分では歩幅や歩くスピードが異なるため、実際に自分が駅から入居先の物件に到着するまでにかかる時間も異なります。
入居後のイメージがしやすいように内覧には必ず行き、チラシやホームページに記載された情報と実際の状況が同じなのかを確認しましょう。

近隣住民に問題がある

立地が良くても、同じアパートやマンションの住人に問題があることもあります。
たとえば夜中に大きな音を発する方が近くに住んでいると、騒音に悩まされる生活を送ることになります。
また、不衛生な方がいると自室に害虫が侵入したり、異臭に悩まされたりすることもあります。
入居を希望する物件の近隣住民を確認する方法は、大家さんや不動産業者に聞いてみたりポストを見てみたりすることです。
大家さんや不動産業者からは、「ある住人は、以前○○のトラブルを起こしたことがある」「ある住人は静かに暮らしているため、生活に支障をきたすことはない」といった、住人に関するおおよその情報を聞くことができます。
また、ポストからたくさんの郵便物がはみ出している場合、その住人はきちんとした自己管理ができていない可能性が高いため、トラブルのもととなることも推測できます。

室内の設備・間取り

設備や間取り

水回り

一人暮らしの際には、お風呂やトイレ、洗面台といった水回りも確認しておきたいポイントです。
水回りについては上記3つの設備が1つの部屋にまとめられたユニットバスタイプや、それぞれが独立した物件があります。
費用面についてはユニットバスタイプよりも、独立した物件の方が高額になる傾向にあります。

調理場

自炊をしたい方や料理が趣味の方は、内覧の際にキッチンやコンロが設置された調理場を確認しておきましょう。
一人暮らし向けの物件は、家族向けの物件よりも調理場が狭い傾向にあるため、電子レンジやトースターといった電化製品を置きにくいだけではなく、調理作業も行いにくくなります。
そのため、広々とした空間で料理を楽しみたい方は内覧時にメジャーを用意して、幅や奥行きを確認することをおすすめします。
また、計測した寸法をもとに購入する電化製品や調理器具のサイズも検討しましょう。

間取り

「就寝スペースと生活スペースを分けたい」「1Kで問題ない」といったように、入居者によって希望する間取りはさまざまです。
自分に合った最適な間取りを選ぶためには、あらかじめ新居に運ぶ荷物の量や、それらの配置イメージを持っておきましょう。
イメージと現地でのギャップを内覧後にも確認できるように、スマートフォンやデジタルカメラで室内を撮影することもおすすめです。

収納スペースの広さ

一人暮らしの際に意外と見落としがちなのが、衣類や使用頻度が少ないものを保管する収納スペースです。
収納スペースが広い物件ほど家賃や初期費用が高額になる傾向にあります。
収納の広さも間取りと同様に、内覧時に寸法を計測しておきましょう。
内覧時には問題ないと思っても、新生活が始まると「思ったより狭いな…」といったこともあるため、収納スペースのサイズと収納するものの大きさや量は重要な要素となります。
可能であれば、今後増える可能性がある家具や家電、衣類などの量も検討しておくとよいでしょう。

引っ越し時期から考える部屋探しのコツ

引っ越しの時期から考える

引っ越しの時期に指定がない場合、2~4月といった繁忙期を避けることをおすすめします。
上記の期間は引っ越し業者にかかる費用が高額になるだけではなく、敷金・礼金・仲介手数料が通常より高くなる可能性があるためです。
また、繁忙期では大家さんや不動産業者は値下げ交渉などにも応じてくれないことが多いです。

それ以外の時期は比較的落ち着いているため、空き物件を所有する大家さ
んや不動産業者は何とかして住人を増やしたいと考えます。
中には敷金や礼金だけではなく、家賃を下げられることもあるため、繁忙期を避けて一人暮らしを始めることはおすすめです。

繁忙期以外で物件を探す際の注意点としては、希望する物件が残っていない可能性がある点です。
そのような場合でも、閑散期であれば不動産業者と時間をかけて相談することができるため、希望に近い物件を探すことができます。

おわりに

本記事では一人暮らしを始める際に知っておきたい、部屋探しのコツをご紹介しました。
一人暮らしを始める際には、下記のポイントから考えることができます。
・費用
・設備・立地
・引っ越し時期

それぞれの考え方に特徴や注意点があるため、まずは自分が重要視するポイントをおさえましょう。