テナント店と路面店の違いやそれぞれのメリットについて

テナント店と路面店の違いやメリット

テナント店と路面店のメリット

お店を出したい場合、はじめに考えなければならないのが、「どのような形態で出店するか」ということです。
出店の選択肢としてはさまざまな形態がありますが、その中でも代表的なのは「テナント店」と「路面店」です。
本記事では、そんな「テナント店」と「路面店」の違いやそれぞれのメリットについてご紹介していきます。

「テナント店」とは?

商業施設やオフィスビル内に入居しており、その商業施設・オフィスビルの方針に縛られている店舗を一般的に「テナント店」と言います。

メリットは?

テナント店のメリットとしては、商業施設の運営側がプロモーション活動を行ってくれるという点が挙げられます。
大型ディスプレイやラジオ、インターネットやチラシ広告など、数多くのメディア媒体を使ってプロモーションを行っているため、店舗側で一から集客対策を行う必要がありません。
これにより、店舗の広告費・販促費といったものも節約することができます。

「路面店」とは?

路面店とは

道路沿いや街中などの通りに面している店舗のことを「路面店」と言います。
中でも都心部の大通りにある路面店は、チェーン展開している店舗やブランド店舗が多い傾向にあります。

メリットは?

道路沿いに店舗の顔が面しているため店舗の入り口も分かりやすく、お客様が入店しやすいというメリットがあります。
また、商業施設のルールや規定に縛られることがないため自由度が高く、営業時間・ポスターなどの展示物・店舗の内外装などに関してはその店舗の経営者が自由に決めることができます。

テナント店と路面店の違いについて

テナント店と路面店の違い

テナント店と路面店の違いについてご紹介します。

異なる経営方針

「路面店」は店舗の経営者が自ら空き店舗を探して賃貸契約を行い、店舗運営を行うため、経営者自身で営業方針・経営方針を決めることができます。
そのため、商業施設やオフィスビルのルール・規定に従わなければならない「テナント店」と比較すると、経営の自由度は高いと言えるでしょう。

異なるプロモーション方法

前項でも少し触れたように、店舗のプロモーション方法が異なります。
「路面店」の場合、店舗が自らプロモーション活動を行わなくてはなりません。
集客対策やマーケティングに関してもすべて店舗側で決定し、実行していく必要があるのです。
一方「テナント店」の場合、商業施設・オフィスビルの経営運営者がマーケティングを行っており、各メディアへのプロモーション活動を実施していることが多いため、店舗側で宣伝を行わずとも集客を期待できるのです。

賃料の発生状況・賃料の算出方法が異なる

「路面店」の場合、不動産会社を通じて斡旋・管理が行われているため、固定費である賃料は毎月不動産会社に支払われます。
それにより、売上から家賃・経費を引いた残りの金額がすべて店舗側の利益になるのです。
一方「テナント店」は運営会社によって賃料は規定されているため、固定の家賃ではなく、「月次売上×設定利率」の金額が請求される場合が多いのです。

おわりに

本記事では、「テナント店」と「路面店」の違いやそれぞれのメリットについてご紹介しました。
「テナント店」「路面店」、両者どちらにも異なるメリットがあります。
店舗の理想像・コンセプトによって、選ぶべき場所も変わってきます。
加えて、出店するにあたってはどのくらいの初期費用が必要になるのかも把握しておくと安心だと言えます。
出店する際にはご自身がイメージする理想の店舗を頭の中で描きながら、それを叶えるためには「テナント店」が良いのか「路面店」が良いのか、さまざまな面からしっかりと考えた上で店舗物件を選ぶようにしてください。

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著者情報

賃貸住宅サービス

賃貸住宅サービス住まいのお役立ち情報編集部 株式会社グラート

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